歌う住職、新曲を披露=ロ市本願寺65周年に

 1950年12月の建立から今年で65周年を迎えるロンドリーナ本願寺。その節目の年に披露されたのは、お経ではなく〃新曲〃だった。
 その名も「ロンドリーナ本願寺音頭」。作曲者は〃歌うお坊さん〃として知られる住職の堅田玄悠さん(37、滋賀)だ。「何か記念に残るものを作ろう」と、夫婦で協力して完成させた。
 新曲は、8月中旬の盂蘭盆会法要後の盆踊りで披露され、参拝者らは新音頭に合わせて楽しく踊った。歌は夫妻で録音、振り付けは妻の典子さんが考案した。
 堅田さんは滋賀県大津市にある浄土真宗正覚寺の長男で、06年に当地に開教師として赴任した。11年にバンド「お寺依存」(Oteraizao)を結成、音楽活動を通した布教活動を行なう。歌う僧侶として、平和祈念イベント等に他宗教の僧侶とともに招待されることも。音楽を取り入れた行事は、青年層にも人気だという。
 堅田さんは「11月に予定している65周年記念法要までに、お寺のメンバーと一緒に本願寺音頭を吹き込みたい」と目標を語り、「宗教を超えて他分野の方と交流し、活動の幅を広げたい」と意欲を見せた。
 歌詞には仏教の教えが織り込まれており、次のURL(soundcloud.com/haruhisa-katata)で聴くことができる。