オーリャ!

 巨人の野球指導組織から先月末、元プロ投手の平岡政樹コーチが来伯した。当地の野球振興に対し明るい取り組みだったが、さらなる成長に向け「指導者育成」と「用具不足」という課題が残る。
 指導者はJICAなどを通じた人材交流を持って向上させなければならない。では用具はどうだろう。野球少年が手にする用具は当地産がなく、訪日、訪米時に持ち帰ったものがほとんどと聞く。
 日本なら簡単に購入でき、どの学校にも体育用グローブがある。当地の用具不足を知り、不要になった用具を「ブラジルに送ろう」なんて発想を持つ学校が出てこないだろうか。
 日本から大量に輸入して少年らに配ればいいのだろうが、そんな篤志家はいない。それにレアル安のご時勢ではなかなか厳しいかも。(祐)