ネイル市場の開拓なるか=付け爪超えるロング型

公式サイトより

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 ブラジルのネイル市場拡大に向け、有限会社アムズの福島章嘉代表らが、新しいファッションを提案している。その主役はロングネイル。従来の付け爪よりも2倍以上長い特徴的な装飾品だ。
 同社は日本で、ネイル用材料などの卸販売をしている。福島さんは3年前からブラジルを訪れており、当地のネイル需要を注視していた。2年前に当地でアムズ・ニッポン(Av. Getulio Vargas, 1089, Poa)を立ち上げ、サイト(www.e-amth.com.br)で輸入販売を始めている。
 ロングネイルはの特徴は液体と粉で人工的な爪を作り、仮歯を作るように爪を延長できる所にある。「不自然な段差ができず、付け爪とは違って一カ月は保持できる強度が特徴」という。しかし難易度が高く、写真のように仕上げられる技術者は日本でも10人以下とのこと。
 近年、二千億円を超えたという日本のネイル市場と比べ、同氏は「ブラジルはまだネイルサロンの開店数が少なく、これから伸びる業界」と考える。「サロン発祥はアメリカだが、日本に入ってくると器用な日本人が技術を高め、今や世界一になった。そこで使われている材料をブラジルでも紹介したい」と意気込んだ。
 問い合わせは同社(電話=11・3230・7930、メール=contato@e-amth.com.br)まで。

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 ロングネイル(長い飾り爪)をつけると一カ月は保持できるそうだが、どうやって生活するのか? 缶ジュースのフタは開けられないだろうし、コンタクトレンズも外せない。そう思っていたが、生活上の工夫がロングネイル関連サイトに写真つきで紹介してあった。ジュースはプルタブにコインを差し込んで開け、コンタクトレンズは人差指の第二関節を使って外すのだとか。生活を犠牲にしてまで長い爪をつける必要を感じる人は、ブラジルにどれだけいるのだろうか。ただし目立つことが重要なカーニバルなどのイベントでは大流行するかも?