オーリャ!

 30日付本面7面で報じた「元デカセギに30年禁固刑」の記事、判事は事件の「他の在日ブラジル人や日本に訪問するブラジル人」に対する影響についても言及した。
 欧州が移民・難民問題に揺れており、日本でも起こり得る問題として、敏感になっている人も多い中、在日外国人の犯罪が日本人の目にどう映るかは明らかだ。
 それを挽回するように先月の東日本豪雨の被災地では、支援活動を行なう在日ブラジル人、コロンビア人の姿が報道された。しかも、ほんの少数の行動ではなく、多数が参加したということに、拍手を送ると共に日本人として心から感謝したい。
 しかし、悪い事実というのはどうしても良い事実より印象に残りやすい。一人の人間である前に「外国人」という身分が先行し過ぎる日本では、やはり、彼らには生き辛い部分もあるだろうと思った。(桃)