■訃報■舞踏家 戸塚マリさん

 舞踏家であり、フラメンコやアルゼンチンタンゴの指導者としても活動していた戸塚マリさんが、15日午後10時半頃、入院先であるサンパウロ市カンポリンポ病院で亡くなった。享年84。
 1931年中国北京市生まれ。6歳から日本舞踊を習い始め、15歳で日本に戻り小牧バレエ団に10年間在籍。その後フラメンコ舞踏団を立ち上げ、踊りの指導をしながら舞台や、テレビに出演した。
 73年の移民船「にっぽん丸」で渡伯。翌年にダンス教室を開設し、サンパウロ市ピニェイロス区でアルゼンチンタンゴやフラメンコを教えた。晩年は熟連クラブ連合会で健康体操の指導も行っていた。
 葬儀は16日、ビラアルピーナ墓地で行なわれた。初七日法要などは未定。