本場の広島神楽を文協で=八岐大蛇も登場、25日

保存会の橘愛子さん、中森紳介さん、佐々木利江さん

保存会の橘愛子さん、中森紳介さん、佐々木利江さん

 広島県の伝統芸能「広島神楽」の公演が25日、「広島文化センター創立60周年式典」後の午後3時から、文協大講堂(Rua Sao Joaquim, 381)で行われる。入場無料だが、午後1時半から整理券を配布する(1人2枚まで)。開場は午後2時。
 母県から総勢25人の大所帯を迎え、大迫力の公演を届ける。演じられるのは代表的な「紅葉狩」と、須佐之男と火を噴く巨大な大蛇が対峙する圧巻の「八岐大蛇」。日本から面や衣装のほか大道具も持ち込まれる。本場の神楽団が来伯するのは2008年の移民百年祭以来だ。
 県内には150以上もの神楽団が存在するが、来伯するのは選抜された17人の演者と裏方合わせた25人。来社したブラジル広島神楽保存会の皆さんは、「日本でも中々見られない」といその貴重さを語る。
 問い合わせは同センターまで(11・3207・5476)。