輿石東副議長が来伯=議員間交流など目的に

史料館を訪れた輿石副議長(左)ら

史料館を訪れた輿石副議長(左)ら

 ブラジル上院議会からの招待を受け、輿石東参議院副議長(民主党)らが6~10日、当地を訪れた。議員間交流や、16年リオ五輪から20年東京五輪への関係深化などが目的。同副議長にとっては02、09年に続く3回目の来伯で、今回は吉田博美(自民党)、榛葉賀津也(民主党)の両参議と共に訪れた。
 サンパウロ市では10日、慰霊碑を参拝し移民史料館の視察に訪れた。全日程を終えた同副議長が取材に応じ、「上院副議長から『日本とブラジルは兄弟。心は一つだ』という言葉を頂いた。改めて移住者のご苦労、貢献の大きさを感じる」と述べ、「世界最大の日系社会を現地で見ることも重要な目的の一つだった。母国への思いを胸に結束している姿を見て伝統と歴史を実感した」との印象を語った。
 最後に「自民、民主それぞれの代表と共に訪問し、帰国後には外交や防衛面などの課題を持ち帰りたい。安倍総理にも報告する」と総括した。