持続可能な農業を=7日、セミナー開催

協力者の宮城県人会中沢宏一会長、長井さん

協力者の宮城県人会中沢宏一会長、長井さん

 「持続的な農業の発展」をテーマにした『第1回農業セミナー』が7日午前10時より、宮城県人会(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で開催される。農業技師の長井邦夫さん(76、三世)が主催。全てポ語。
 長井さんは、現在まで技師として全国各地の農村をまわっているが、「化学肥料の影響でいたるところで土が荒れ、農業を離れる日系人が増えている」と危機感を覚えたことが開催のきっかけ。
 「農家を助け、商工業に偏りすぎた社会にバランスを取り戻す」と目的を語っており、当日は長井さんと3人のサンパウロ州農務局員が微生物を用いた土作り、農業経営等をテーマに講演を行う。
 詳細は以下の通り。「サンパウロ州の日系農業者」―常広アルフレッド氏、「生物農所」―佐藤マリオ氏、「利益を生むための農業経営」―小川ヒロシゲ氏、「持続可能農業」―長井さん。
 問い合わせは長井さん(11・99939・6480)、宮城県人会(同・3209・3265)まで。