松柏・大志万が文化祭=1年の成果を発表、14日

 松柏・大志万学院(川村真由実校長)は14日午前8時から、ヴィラ・マリアーナ区の同校(Rua Ferdinando Galiani, 80)で『2015年度文化祭』を開く。入場無料。
 両校の生徒達が1年間の勉強の成果を、展示や実演の形で発表する。松柏学園は「輪廻転生」をテーマに、書道作品や日記帳、作文を展示する。大志万学院は歌や劇、西語スピーチや茶道を披露する。恒例の松柏・大志万対抗百人一首大会も。
 案内のため来社した芝田早苗エリカ日本語教諭は、「生徒には主体的に文化祭を作ってほしい」と期待し、生徒の平正ミルトン、渋谷山田レナン、坂上ゆりニコレ、広田歩アリネさんは、「先輩達が作ってきた文化を受け継ぎ、より良いものを作ります。皆様、ぜひ来てください」と参加を呼びかけた。
 問い合わせは同校(11・5904・2456)まで。

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 松柏・大志万学園の生徒達が本紙に来社した時、先日取材した秋篠宮両殿下を思い出した。清潔で爽やかな服装。やわらかい笑顔で、しっかり目を見て話されること。相手の話に真摯に耳を傾けられ、質問に対して誠実にお答えになる。そして穏やかな感情表現。そんな両殿下のお姿と、どこか共通する感じのものが、同校の三、四世の生徒らと話した時にも感じられた。日本語を話せない生徒もいたのだが、国を超え世代が変わっても「日本人特有」としか言いようの無いものに出会った気がした日だった。