東西南北

 昨日付本紙でも報じた通り、9日より全国規模でトラック運転手によるストが行われているが、2日目となった10日は未明に、国道376号近くのパラナ州マウア・ダ・セーラのガソリン・スタンドで7台のトラックが焼き討ちされる事件が起きた。警察は強盗による事件の可能性がないかを調査中だ。また南大河州トレス・カショエイラでは9日夕方、ストに参加しなかった運転手が投石に遭うなどの被害が報告されている。こうした混乱はこのような全国規模でのデモにはつきもので、輸出用の生肉輸送などにも影響が出ている。一般市民としてはトラックが動かないことで食料など生活必需品がどうなるかが気がかりだ。いつまで続くか。
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 9日昼、サンパウロ市北部ブラジランジアで落雷があり、屋根の上にいた男性一人が死亡した。男性は自宅の屋根の修理だったが、雷が鳴り始めて降りた後、忘れ物があると再び上って被害に遭った。救助隊員らが蘇生術を施したが、2度の心停止を起こし、ジェラル・デ・タイパス救急病院に運んだものの息絶えた。9日の雨は短時間だったが、そうした日でもこういう被害が出るのは怖いもの。雷が増えるこれからはさらに注意が必要だ。
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 サンパウロFCは9日、ドリヴァ監督を解任し、今年中はコーチのミウトン・クルス氏が監督代行と発表した。ドリヴァ氏は先月、オソーリオ前監督の後を継いで監督に就任したが、就任7試合の成績が2勝4敗1分と振るわなかった。同チームは現在、リベルタドーレス杯の最後の出場枠をめぐり、熾烈な争いの真只中にいる。