シニア野球が餅つき大会=銃被弾の安形さんも健在

一足先に餅つきで新年をお祝い

一足先に餅つきで新年をお祝い

 シニア世代の野球愛好家が15日昼、年末恒例の餅つき大会を行なった。選手以外にも家族、友人ら50人以上が参加した。午前中は平均年齢75歳というオールドボーイが親善試合をし、婦人らが餅つきの下準備を進めた。
 前日夜から餅米を水に漬け、午前10時ごろから蒸し始め。約60キロの餅をつき、きなこやあんこで一足早い餅を楽しんだ。「きねで搗いた餅は弾力が違う。雑煮も焼き餅もこの餅でなければ気分がでない」「我が家は毎年買い置きして冷凍しておく」などの感想があった。
 昨年11月に同球場で起きた強盗事件で、わき腹に銃弾を受けた安形之光さん(80、愛知)=サンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ在住=も元気に参加。試合ではファーストを守り「エラーもなく野球を楽しんだ。皆でついた餅もおいしいね」と健在ぶりを見せた。