ホーム | ブラジル国内ニュース | リオ軍警=5人の罪なき少年を射殺=殺害後に証拠隠滅も図る
被害者が蜂の巣状態にされた事を穴あきの国旗で表現し、悲しむ参列者達(Fernando Frazao/Agencia Brasil)
被害者が蜂の巣状態にされた事を穴あきの国旗で表現し、悲しむ参列者達(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

リオ軍警=5人の罪なき少年を射殺=殺害後に証拠隠滅も図る

 11月28日夜、リオ市北部のコスタ・バロス地区で軍警4人が少年5人が乗る車に向けて一斉に発砲。全員を殺害後、証拠隠滅も図ったとして逮捕されたと11月30日付伯字紙が報じた。
 「軍警がやった事はただの処刑だ。私の人生は全て無に帰した。失った命は戻ってこないが、犯人達は報いを受けるべきだ」と語るのは、亡くなったロベルト・デ・ソウザ・ペーニャさん(16)の父のジョルジ・ロベルト・リマ・エ・ペーニャさん(50)だ。
 ロベルトさん、カルロス・エドゥアルドさん(16)、クレイトン・コレア・デ・ソウザさん(18)、ウィルトン・エステヴェスさん(20)、ウェズレイ・カストロさん(25)は幼馴染で、同日午後、市北部のマドゥレイラ公園で遊んだ帰りにウィルトンさんとウェズレイさん(兄弟)の家に寄った後、軽食をとりに再度外出した際、ジョアン・パウロ通りで軍警に急襲された。軍警4人の内3人は殺人と証拠隠滅、1人は証拠隠滅の容疑で一般法廷と軍事法廷で裁かれる。
 ウィルトンさんとウェズレイさんの叔母のエリカ・エステヴェス・ドミンゴスさんは「あの子達の母が現場に駆けつけ、二人の様子を見ようとしたら、軍警が銃を突きつけ、『車に近づいたら撃つ』と言った。二人共まだ生きていたから『なんとか助けさせて』といったのに許されなかった」という。緊急医療施設が50メートルの距離にあり、2人を助ける事は出来たはずと指摘した。
 現場周辺の住民や遺族によると、警察は正当防衛を装うために車の左のタイヤの傍に銃を置き、「若者達が撃ってきた」と言ったという。
 「そんな馬鹿な話、誰が信じる? もう絶対に警察なんて信用しない。1カ月前だって、持っていた油圧ジャッキを小銃と間違えて年端もいかない子供が撃たれて死んだばかりなのに」とエリカさんは語った。

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