東西南北

 デウシジオ上院議員逮捕にまつわる話題で先週から話題もちきりのブラジルだが、そんな最中、ダッタフォーリャが18年大統領選に関するアンケートの結果を発表した。復帰を狙うルーラ前大統領は6月の調査と同じく2位(22%)だったが、1位のアエシオ・ネーヴェス氏(31%)も意外と差をつけられずに終わってしまった。3位はマリーナ・シウヴァ氏(18%)。また、PSDB候補がアエシオ氏からアウキミンサンパウロ州知事に代わると人気は3番手に落ち、マリーナ氏が1位になる。ミシェル・テメル副大統領やリオのエドゥアルド・パエス市長のPMDB勢はわずか2~3%の支持と、まだまだアピール不足だ。
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 11月のサンパウロ州は6大水系全てで月間平均降水量を上回る降雨が記録された。最も少なかったカンタレイラ水系でさえ過去6年間で最高の197・6ミリと、エル・ニーニョ現象の恩恵を裏付けるような雨の降り方をした。気になる12月だが、予報によると、11月の反動か、やや雨が降りにくいという。ブロッキング現象が起きるわけではないが、サンパウロ州を通る低気圧が乾燥する傾向があり、涼しく曇る日が続くとか。もっとも予報も変わりやすいのだが。
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 国際サッカー連盟(FIFA)は11月30日、来年1月に発表のFIFA最優秀選手(バロンドール)の最終候補3人を発表し、ネイマールも見事に入った。ブラジル人選手の最終3候補入りは、2007年のカカー以来8年ぶり。争うのは、ここ数年の常連のクリスチアーノ・ロナウドとメッシだが、果たしてネイマールの受賞なるか。