「お釣りで偽札受け取った」=高齢者狙いか、ご注意を!

本物(上)と見比べると発色が悪いことが分かる

本物(上)と見比べると発色が悪いことが分かる

 「偽20レアル札をお釣りとして受け取った。皆さんに気をつけてと注意を喚起したい!」と吉田チドリさん(77、宮崎)が編集部に困惑した表情で現れた。
 11月30日、サンパウロ市リベルダーデ区アメリコ・デ・カンポス街で拾ったタクシー運転手から、お釣りとして受け取ったという。運転手は手渡す時の挙動に不審な感じがあり、吉田さんは「確信犯ではないか」と話している。買い物で使おうとした際、店員から指摘され、初めて気がついた。
 偽札の特徴は一見して「印刷の色は全体的に赤っぽい」「紙質が滑らか」「文字の印刷がぼやけている」「透かしのデザインがやや異なる」「右上の20の数字に光沢加工がされていない」「右下にある小さな文字DEUS SEJA LOUVADO(神よ祝福したまえ)がDEUS SEJA IOUVADOと間違っている」こと等が挙げられる。
 何度か使用された風に見えるような加工もされており、注意しなければ一瞬では見分けられない。特に高齢者を狙っている可能性もあるので注意が必要だ。