ダイソー=カンピーナスに9号店=展開加速、年10店ペースへ

 ダイソーブラジル(大野恵介社長)は19日、サンパウロ州カンピーナス市ショッピング・センター『パルケ・ダス・バンデイラス』(Av. John Boyd Dunlop, 3900, Jardim Ipaussurama)内に直営店をオープンする。サンパウロ市近郊以外では初のダイソー開店で代理店を含め18店舗目。店舗面積は411平方メートルと、これまでの店と比較しても大型。
 同社はフェイスブック(www.facebook.com/daisojapanbrasil)による口コミ宣伝を活用しており、その成功例として経済誌『EXAME』4月号にも取り上げられた。同誌は「この不況下に投資に次ぐ投資を行い、生活必需品ではない『カワイイ』という趣向の、主に『女性向きぜいたく商品』を小売り販売して成功している」と絶賛している。
 大野社長によれば「現場で働く従業員がフェイスブックを通じて商品を紹介している。閲覧する方々にとっては、専門業者が作った広告よりも親しみがわき、動画を使った紹介もお客様に受けている」という。
 日本の百円ショップ「ダイソー」は2012年末に1号店をオープンして以来、輸入スキームやオペレーション確立のため出店は控え気味に行なっていたが、今後は年間10店舗というペースで展開を加速させる意向。新年早々にもサンパウロ市のショッピング・アリカンドゥーバ(Avenida Aricanduva, 5555, Matilde)への出店を決めている。