難易度の高い曲に挑戦?!=第1回本荘追分ブラジル大会

 第1回本荘追分ブラジル大会が来年5月22日、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で行われるにあたり、それまでの間に練習を積んで大会に参加する人を募集していると、主催する若手民謡グループ「民」関係者らが説明しに来社した。
 大会は個人戦で、優勝者には日本行き航空チケットが贈られ、来年8月に由利本荘市で開催される全日本本荘追分大会にブラジル代表として派遣される。
 来社したブラジル郷土民謡協会の北原民江副会長らによると、「本荘追分は日本民謡を代表する曲にも関わらず、唄と伴奏の難しさからか、秋田追分や江差追分に比べて歌いこなせる人が育っていない」という。この郷土の名曲を普及させ、日伯友好の絆をさらに強固なものにするため当大会が企画された。
 現在日系、非日系問わず参加者を募集中。節回しが独特であるため、未経験者には事前の練習を勧めている。北原さんは「ネットで『本荘追分』と検索すれば動画が出てきます。まずは一度聴いてみてください」と勧める。
 興味がある人には、郵送やメールで音声データを送る。また北原さんと海藤三味線教室の海藤司代表は、希望者が5人集まれば出張指導にも対応するという。「民」も、本荘追分の練習日には一般からの練習希望者を受け入れる。
 後援は由利本荘市、同市商工会、秋田県人会、ニッケイ新聞、サンパウロ新聞、郷土民謡協会ブラジル支部、日本民謡協会ブラジル支部、海藤三味太鼓教室、江差追分ブラジル支部、在伯由利本荘追分親睦会。
 問い合わせは北原さん(11・98417・7016)、海藤さん(同・98125・0019)、「民」の久保田さん(電話=12・98149・1996、メール=cintiakaito@gmail.com)まで。