大耳小耳

 新しく創設される本荘追分の民謡大会。秋田民謡の中で最も難しいと言われるこの曲に、何人の挑戦者が集まるだろうか。ブラジル郷土民謡協会の北原民江副会長は「千昌夫や細川たかしなど、こぶしが民謡と似ている曲が得意な人は、勘をつかむのが早いのでは」と話していた。この追分を初めて聞いた記者には、声の出し方やリズムが独特すぎて、あるていど歌えるまでに毎日練習しても最低一カ月はかかりそうだと感じられた。ブラジルには民謡自慢、カラオケ自慢がたくさんいる。この機会に敢えて難曲に挑戦し、ステップアップしてみては。