ベレンで300人が新年祝う=琴、日舞、民謡で祝賀

 【パラー州ベレン発】汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)の神内講堂で10日午前10時より、2016年度新年会が行なわれた。同協会ほかアマゾニア日伯援護協(八十島エジソン会長代行)、パラー日系商工会議所(神園良生副会頭)、北伯県人会連合会(山本陽三会長)、在ベレン日本領事々務所(小林雅彦所長)などが共催し約300人参加の元、盛大に挙行された。
 各氏祝辞のあと大きな酒樽で鏡開きを行った。酒樽が各団体長によってひらかれ、参加者全員に酒が振る舞われパラー老人クラブ、諸石輝雄会長の音頭で一斉に乾杯し新年を祝った。
 新年を祝う催し物は琴の会の演奏、龍駒会の日本舞踊、パラー民謡クラブの日本舞踊、日伯協会の太鼓クラブの鼓ドンなどが観客をわかせた。
 また恒例の「餅搗き」も人気があり、お雑煮やあんこ餅の列、振る舞われた日本食にも長い列が出来、あっという間に売れ切れてしまった。
 一方、同日は奇しくも生田会長の誕生日とあって、職員たちによる誕生日祝いのケーキが突然会場に登場し、同会長を喜ばせた。会場に集った全員で、会長の69歳の誕生日を祝い笑顔で新年を祝った。(パラー州通信員下小薗昭仁)