東西南北

 15日14時22分現在、サンパウロ証券取引市場(Bovespa)の指数が、前日比3・11%減の3万8272ポイントに暴落している。これは、中国からの銀行貸し付けが弱いことに加え、国内の失業率上昇が発表されたことで、ブラジルの経済状態がネガティヴにとらえられたためと見られている。また、原油の国際価格が1バレル30ドルを割り込んだこともあり、ペトロブラスの株は優待株で8%以上、通常株で6%以上下落した。ヴァーレの優待株も6%以上と大幅下落を記録している状況だ。今年もまだ、はじまって2週間あまりだが、こういうニュースを今年、何度聞くことになるのやら。
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 サンパウロ州には14日も強い雨が降り、15日午前9時現在のカンタレイラ水系の水位は、前日比1・3%ポイントも跳ね上がり、5・9%となった。ここ連日、0・3%ポイントくらいずつ水位が上がっていたが、2日間で60ミリを超える大雨が功を奏したようだ。雨は15日も引き続き降ったが、予報だと勢力を弱めながら来週はじめまで不安定な天気が続いた後は、一転して晴れが続く天気になるという。
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 現在、サンパウロ市内10カ所に、14日からの最新映画の公開を記念して、アメリカの人気アニメ・キャラクターとしておなじみの犬、スヌーピーの銅像が並び始めている。リベルダーデ広場にも柔道着を着たものが立ち、早速可愛がられているが、セー広場に置かれたスヌーピー像は首を切られるなど、3体で早くも危害が加えられる事態も起きている。手荒い歓迎より、愛らしくいたわって欲しいが。