昭栄奨学金、2月に受付=デカセギ子弟ら対象に

 デカセギ経験者、およびその子弟を対象とした「昭栄奨学金」の応募受け付けが、2月1日から文協ビル(Rua Sao Joaquim, 381)1階の国外就労者情報援護センター(CIATE)で始まる。締め切りは同月29日、窓口は午前9時から午後5時半まで。
 同制度は数年前にブラジルから撤退した昭栄株式会社が、当地に残した約83万レアルを原資として始まった。毎月1カ月分の最低賃金が支給される。現在までに約15人の奨学生がいる。
 対象は35歳までのデカセギ経験者、およびその子弟。世帯収入が一定金額以下で、他に同じような援助を受けていないことなどが条件。順守事項として成績証明書の提出、3カ月ごとの就学報告などがある。
 案内のため来社したCIATE奨学金担当役員の吉岡黎明さんと職員の秋山アンドレーザさんは、「がんばって勉強したいという方を応援します。ご自由にお申し込み下さい」と呼びかけた。
 募集要項はサイト(www.ciate.org.br)でも確認できる。問い合わせはCIATE(電話=11・3207・9014、メール=contato@ciate.org.br)まで。