帰国子弟ら15人が参加=日本語教師養成講座

 ブラジル日本語センター(板垣勝秀理事長)の『第29期日本語教師養成講座』が11日からスタートしている。聖、パラナ両州から集まった15人は、30日まで講師陣から文字や音声の指導法、応用テクニックを学ぶ。
 「初級レベルの学習者教える」ことを目指す同講座では、今後2~6月まで通信教育を行う。7月の後期スクーリングでは現場での実習がメインになり、最終試験を受けて初めて修了状を手にする。
 参加者は昨年の7人と比較して倍増。デカセギ子弟も3人が参加していた。近年では非日系の日語学習者も多く、日伯両文化を知る人材の参加はセンター側にとっても朗報といえそうだ。
 開校式には、板垣理事長と諸川有朋副理事長が出席。未来の日本語教育界を担う人材たちを激励した。