南米流「テマキ」を提案=ミツカンがリオ五輪見据え

 【共同】ミツカンホールディングス(愛知県半田市)は22日、ブラジルで「テマキ」として流行している手巻きずしの食べ方を日本国内の飲食店に提案すると発表した。日本生まれの手巻きずしをアレンジし、チーズや鶏の空揚げといった具材が入るのが特徴だ。8月のリオデジャネイロ五輪を見据え、酢の消費拡大を狙う。
 ミツカンがつくったレシピを飲食店に紹介し、新メニューとして提供してもらえるよう働きかける。ブラジルでは「テマケリア」と呼ばれる手巻きずし店が増えており、ミツカンによると約600店がある。マンゴーなどの果物も具に入り、香辛料の効いたソースで食べる。欧米の大都市にも店ができているという。
 ブラジルでは手巻きずしはファストフードとして日頃から食べられており、ミツカンの担当者は「日本でも日常的に食べてもらいたい」と話している。