サントス=邦人銃殺事件の2人目逮捕=証言から20歳男割り出す

 【リオデジャネイロ共同】ブラジル・サンパウロ州サントスで昨年10月、日本人男性が2人組の強盗に銃で撃たれて死亡した事件で、警察当局は28日、州内で20歳の男を逮捕した。地元メディアが伝えた。事件では今月、16歳の少年が既に逮捕されている。
 事件は昨年10月19日未明に発生。パーティーからの帰りにバス停でバスを待っていた日本人男性ルアン・オオシロさん(18)=漢字表記不明=が2人組の男に襲われ、抵抗しなかったにもかかわらず、撃たれて死亡した。
 撃ったのは16歳の少年で、今回逮捕された男は犯行で使った車を運転していたとみられている。
 オオシロさんは千葉県市原市生まれで、10年以上前から父親らとブラジルで暮らしていた。
 警察は事件当時、オオシロさんと一緒にいた友人の目撃証言から男を割り出した。