今やブラジルの域を超え、世界的な現象として恐れられているジカウイルス。サンパウロ州でも気が気でない状況は同じだが、2日付アゴラ紙によると、ピラシカーバで、今年に入り2人目(1人目はバウルで発症)となる、妊婦によるジカウイルス罹患者が確認された。この妊婦は現在妊娠32週目だが、28週目に症状のひとつである全身の発疹を訴え、ジカ熱と判断された。同妊婦は既に超音波で検査を受けているが、現時点ではまだ胎児が小頭症を患っているかどうかはわかっていない。今後は出産まで市の保健機関がバックアップするという。小頭症を患っていないことを願いたい。
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今年の1月31日時点でのサンパウロ州6大水系の貯水量の合計は8852・5億リットルで、15年1月の2870・8億リットルと比べて3倍となっていることがわかった。カンタレイラ水系は昨年の今頃は未開の水域の使用でマイナスだったが、現在はプラスに転じ、2日午前9時現在で16・4%まで水位が上昇している。今後の天気だが、予報では、北からの熱帯高気圧が勢いを落とす一方で寒冷前線が接近し、ここ数日の夏らしい暑さが崩れて行くとか。さらなる降水に期待。
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1月末にはじまったサッカーの各州選手権に続いて、2日から南米一を争うリベルタドーレス杯も幕を開けた。まだ、予選グループに参加する数チームが決まっていないが、その座を狙う一つはサンパウロFCで、今日は敵地、10日は本拠地でペルーのウニベルシダ・セーザル・バジェーホと戦う。2回の対戦結果でグループ予選進出か否かが決まる。
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