東西南北

 サンパウロ市地下鉄・CPTMの駅が、新価格の3・80レアルに対し、5もしくは10センターボ硬貨の不足で購買客をうまくさばけずに問題になっていることは以前も報じたが、現在はビリェッテ・ウニコの課金サービスが問題になっている。それは、以前ならどの駅にもあったギッシェ(受付ブース)の多くが撤去された上、自動課金機も、業者との契約上の問題や頻発する機械の故障などで使えないことが珍しくなく、その結果、切符売り場の前に長蛇の列が生まれる光景が見られるのだという。ハダジ市長は市民によるビリェッテ・ウニコの使用活性化を求めているが、そのための環境作りはしっかりお願いしたいところだ。
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 もはや世界的な現象となっているジカウイルスだが、米国では、テキサス州で男性との性交渉によりウイルスに感染した女性がいることが確認されたとの発表があった。男性は、ベネズエラを旅行中に同ウイルスに感染したという。また、サンパウロ州のカンピーナス州立大学は、輸血による同ウイルスへの感染例が再発見されたと発表した。現在は、母乳を媒介してのジカ伝染の可能性に関しても調査が進められているという。しばらくはこういう報道を聞きそうだ。
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 サンパウロ市カーニバルのパレードが明日から始まるが、おなじみのサンバ会場である北部アニェンビのサンボードロモでは、3日の時点でチケットが10%近く残っているという。一部、売り切れたところもあるというが、今から動けばまだ買えそうだ。ネット販売は終了しており、サンボードロモのチケット売り場でのみ購入可能。