会報創刊、SNS交流も=和歌山県人会が定期総会

 和歌山県人会(谷口ジョゼー会長)が先月31日午前、サンパウロ市リベルダーデの同会会館で定期総会を行なった。会員約70人が出席した。
 谷口会長は冒頭挨拶で「初めての二世会長に就任して1年が経過。定款の近代化などに努めた」と報告。新たな試みとして同月に会報第1号を発刊したこと、フェイスブックページの開設などを紹介し、「SNS(インターネット交流ツール)などで県人会のことをもっと共有しましょう。簡易版の定款も配布するのでぜひ目を通して」と呼びかけた。
 仁坂吉伸知事からもメッセージが寄せられ、44年ぶりの和歌山国体で同県が男女総合優勝したこと、高野山開創1200年記念大法会の開催、道路ネットワークの整備など、母県の近況が伝えられた。
 配布資料で昨年度の事業を確認し決算を報告。収入は約20万6千レ、支出は約18万2千レで、その内お好み焼きが盛況な日本祭りだけで収入約8万5千レ、支出約4万7千レを占めた。また今年度予算は収入22万4300レ、支出20万3970レとしている。
 会費の値上げも承認された。80レから100レとなる。総会後はブッフェ奄美による仕出し料理を楽しみ、新年を祝いつつ親睦を深めた。