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 和歌山県人会が今年から日ポ両語の会報を発刊した。12ページから成る第一号は、日本向け発送も含め250部を印刷。3カ月に一度のペースで出すという。忘年会の報告や今年の行事予定ほか、創刊号として歴代会長の紹介なども。岩手や岐阜の会報が有名だが、他県人会も大いに真似してみては。面白い話が掲載されていれば、どんどん紹介するので、発行した暁には編集部にもぜひ1部送ってほしい。
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 開催まで半年を切ったリオ五輪。山口県人会は同郷の卓球選手・石川佳純を、会員有志が応援しに行くと聞いた。先日、全日本選手権を三連覇した注目選手だ。出場候補者の出身地を調べてみると、意外な有名選手が自分と同郷ということもある。ちなみに、ゴルフ米ツアーで活躍中の松山英樹は愛媛県。女子バレーのスター選手・木村沙織は埼玉県で、世界ランク7位のテニス選手、錦織圭は島根県。女子レスリングでは3大会連続で金メダルを獲得した吉田沙保里が三重県だ。
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 有名選手だけでなく、普段テレビに出ないマイナー競技選手が多数登場するのもオリンピックならでは。水球男子日本代表の志水祐介選手は移民の多い熊本出身、70歳を超えて五輪に挑戦する馬術の法華津寛選手は東京出身。注目度が少ない分、こちらの方が応援を必要としているかも。国の威信をかけて世界の強豪と戦う選手たち。同郷の県人会が会場で応援してくれたら、勇気百倍だろう。県人会の皆さん、一度、気になる選手の出身地を調べてみては。