長雨で地盤緩み床下に大穴=支援求めるカッポン文協

 昨年末の長雨の影響から地盤が緩み、1月初旬、カッポンボニート文協(須田・カルロス・健示会長)の所有する管理人宿舎が崩壊の危険性ありとして取り壊されることが決まった。再建には8万レアルが必要で、1月23日に開催された聖南西文化体育連盟の定期総会に出席した柿原セルジオ同文協会長(当時)は、総会出席者らへ支援協力を求めた。
 管理人宿舎は、井戸、若しくは縦穴式便所を埋め立てた土地の上に建てられていたため、長雨の影響で埋め立て部分を中心に地面が陥没。大きな衝撃音と共に壁には亀裂が走り、床下に直径3メートル、深さ3メートル以上の大穴が空いた。幸い怪我人はおらず、現在、管理人は同文協敷地内にある更衣施設で寝泊りしている。
 同文協は『300万レ基金プロジェクト』へ約2万レを供出しており、施設再建のため、連盟へ供出金分の借り入れを打診したが、同プロジェクトの出入金に関する契約内容と調整がつかず、断念せざるを得なかった。同連盟の山村敏明会長は支援の呼びかけに協力することを約束した。
 柿原会長は「やきそば祭りやピザ祭りを開催して、資金を工面するつもりだが、支援協力をしてもらえたら非常に助かる」と話している。