東西南北

 17日もサンパウロ市やその周辺では強い雨が降り、サンパウロ市東部を中心に冠水が起き、サンパウロ市内では三つの川が氾濫を起こした。また、大サンパウロ市圏フェラス・デ・ヴァスコンセロスでは、夫婦と子供1人を乗せた車が氾濫した川の水に流され、車が水中にもぐってしまった。車は500メートルほど流され、妻の女性が心肺機能停止を起こし、病院に運ばれたが、亡くなった。この雨で、18日午前9時現在のカンタレイラ水系とアウト・チエテの月間降水量は共に100ミリを超えた。予報では向こう数日は雨模様で、降水量は期待できそうだというが、水害には気をつけたいところだ。
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 2000年8月に、恋人のジャーナリストのサンドラ・ゴミデさんを殺害したとして逮捕された、エスタード紙元編集長のアントニオ・マルコス・ピメンタ・ネーヴェス氏が10日に刑務所を出て、自宅受刑に切り替わった。同氏は08年9月に14年10カ月の実刑判決を受け、最高裁でも覆らなかったため、11年5月からタウバテ刑務所で服役していた。15年9月に弁護士が昼間の外出許可付から自宅受刑への切り替えを申請したところ、模範囚と認められ、5年余りで刑務所から出ることになった。
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 17日に行われたリベルタドーレス杯のグループリーグでは、ブラジルの4チームが同リーグでの初戦に臨み、コリンチャンスとアトレチコ・ミネイロはめでたく初戦を白星で飾ったが、サンパウロとグレミオは敗戦での苦いスタートとなった。これで前日のパルメイラスを含め、ブラジル勢の初戦成績は2勝2敗1分。これからの展開やいかに。