耽美的な等身大人形劇=FECAPで来週末2公演

 国際交流基金サンパウロ文化センター(深沢陽所長)が人形師の飯田美千香さんを招き、3月12、13の両日、FECAP劇場(Av. Liberdade, 532)で人形劇公演を開催する。それぞれ午後8時、同6時から。開始1時間前から整理券が配布される。一人当たり2枚までで、対象年齢は12歳以上。
 飯田さんによる人形劇は、等身大人形とともに自身も面を身につける独特なもの。1997年に入団した舞台劇団「百鬼どんどろ」で、主宰の故岡本芳一さんに師事した。
 情緒的に舞い踊り、和の耽美的な世界を展開する。13年に米国とトルコで公演。14年には石清水八幡宮(京都)で奉納演舞を行うなど、国内外で精力的に活動している。
 初日は雪女の物語を描いた『六花』、五穀豊穣を願う『風』、最終日は『六花』と山の精霊がテーマの『化身』を上演する。
 問い合わせは同基金(11・3141・0110/0843)まで