大耳小耳

 文協で13日に行なわれた人文研の古本市。総売上げは5500レアルだったと報告があった。諸経費を差し引いて純利益は4500レと、主催者の期待を上回ったようだ。「来場者は200人弱と推定。出品した書籍の半分ぐらいは販売することができた」と喜びの声。在庫は文協、熟連、その他日系団体に分配するという。古本は本紙編集部(Rua da Gloria, 332, Liberdade)でも取り扱ってるので関心のある方はぜひ。書籍の買取や寄付も受付中。
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 『朝陰』436号が2月に発行された。「棗熟れ無住久しき移民寺」(湯田南山子)、「春惜しむハッピーエンドのノベラ見て」(中馬和子)、「レジストロの伯母の土産やマンジューバ」(西川あけみ)、「後光めく春の入日やモヂの山」(佐々木君代)、「地震なき熱帯国の蚊の恐怖」(村上士郎)、「ランプ下げ通ひし句会念腹忌」(新津稚鴎)、「文協の餅搗き行事絶え久し」(野村いさを)、「日本語も遠くなりけり新年会」(小松八景)、「ブラジル語は生涯不自由文化の日」(宍戸裕雄)など。