凧揚げが好きなブラジル人

 先日、友人に「面白いもの見せてあげる」と連れて行ってもらった。そこはサッカーコート2面は入ろうかという空き地で、無数の人々が凧揚げに興じていた。ブラジルでは空き地があると凧揚げに興じる人々を見かける。
 遊び方も独特で、糸を引っ掛け「相手の糸を切ったら勝ち」の勝負をしていた。糸の切れた凧を追いかけるのが〃第2ラウンド〃、竿に引っ掛けて取れば自分の物となる。昔の日本のメンコやベーゴマ遊びのようだ。
 ただ凧は小さく、図柄も単調で、日本人が参入すれば、巨大凧、人気キャラクター凧などで耳目を集める事必至か。
 ポ語記事を訳していると年に数度、糸が電線に引っかかり感電、首に巻き付いて大怪我などの事故のニュースにあたる事も。子供の遊びがTVゲーム中心になりつつとも言われるが、まだまだ膝に擦り傷を作り、裸足で走り回る姿は健在だ。(規)