東西南北

 サンパウロ州水道公社(Sabasp)によると、このところ雨量が減少し、サンパウロ州大都市圏に水を供給している各水系の貯水率が下がっている。水位の低下が最も激しいのはグアラピランガ水系とアウト・チエテ水系で、4日現在、共に38日連続で水位を下げている。最大の水がめであるカンタレイラ水系も23日連続で水位低下を記録し、4日の段階では〃未開の水域〃を計算に入れない場合の貯水率が36・1%となった。グアラピランガとアウト・チエテは3月27日にそれぞれ87・6%と43・4%の貯水率を記録したが、そこからは下がる一方で、4日はそれぞれ77・9%と39・7%となった。
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 スマートフォン用通信アプリ、ワッツアップが闇貿易捜査のための通信記録開示に応じなかったとして、セルジッペ州の判事が使用禁止措置をとり、2日の午後から通信不能となり、1億人以上が影響を被った。禁止措置は72時間続くとされたが、25時間後にはセルジッペ州のアブレウ・リマ州高裁判事がそれを解除した。同アプリの使用禁止は昨年12月以来2度目で、今年3月にはフェイスブックもデータ開示を拒んだとして副社長が逮捕されている。どちらも多くのブラジル人にとって生活必需品となっており、今後も突然の使用禁止措置が起きるのではないかと心配される。
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 2日、イタペセリカ・ダ・セーラ市圏内のレジス・ビッテンコート道を走っていた亜国男性が、ライフルの銃弾所持で国道警察に逮捕された。弾薬はパラグアイで購入され、サンパウロ市内の銀行強盗団に横流しされるはずだったと見られている。