東西南北

 結婚式の費用捻出のため、路上でのチョコレート売りをしているカップルがいる。9月7日に結婚式を予定しているプリシラ・ミランダさん(25)と、ジェフェルソン・チアゴさん(30)だ。2人が毎週末に路上に出ているのは、サンパウロ市西部イタイン・ビビ区エンリケ・シャマ大通りの交差点だ。結婚間近であることをアピールするため、白いブーケをつけて「結婚式まであとXX日」の黒板を持つミランダさんの隣で、黒いネクタイ姿のチアゴさんがチョコを詰めたバケツを持って売り歩いている。「皆が祝福してくれる。この前は感激した女の子に息もできない程強く抱きしめられた」とミランダさんは語っている。
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 11月5、6日に行われる国家高等教育試験(Enem)の願書受付が9日の午前10時から開始された。受付期間は今月20日の午後11時59分までで、国立教育研究院(Inep)のサイト(enem.inep.gov.br/participante)でのみ受け付けられる。受験料68レアルは、25日までに銀行や郵便局、宝くじ売り場で払わなければならないが、中等教育を公立校で受けた学生や、世帯収入が家族1人あたり1・5最低賃以下の学生は受験料が免除される。
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 サンパウロ州選手権決勝の行われた8日は母の日で、サントスFCの選手達はユニフォームの背中の部分に母親の名前を付けてプレーした。決勝点を挙げたリカルド・オリヴェイラの背中にも、既に他界した母のオジーリアの名が刻まれており、「母の名が刻まれたユニフォームを着て、決勝点を挙げる事ができて幸せだ」と語った。