東西南北

 共和党(PR)のチリリカ下議は10日、「酷いおふざけをしでかしたヴァウジール・マラニョン下院議長代行に顔が似ていて混同されるから、口ひげを剃った」と語った動画を、自身のインスタグラム@tiriricanawebに投稿した。チリリカ下議は、4月17日の下院本会議での罷免審議継続の是非を問う採決で、罷免審議継続に賛成した367下議の一人だ。マラニョン下院議長代行の「4・17下院投票無効宣言」は、ブラジル政界を一時大混乱に陥れたが、激しい反対に遭い、半日で取り下げている。チリリカ下議も現役コメディアンの、ある種〃きわもの議員〃で、騒動を笑いのネタに利用した格好だ。
     ◎
 サンパウロ総合大学(USP)の職員達は12日の職務を行わないことを決定した。職員組合は、ストライキの理由として、給与調整要求の他に、USPが職員への大学病院利用を制限する措置をとったことへの不満を挙げている。組合はさらに、USPに対して、構内に職員の子供用の託児所を設置するよう求めている。組合側は12・8%の給与調整を求めているが、5月1日現在、いかなる給与調整の打診も受けていないという。
     ◎
 リオ五輪関連のリオ市内インフラ整備工事の一環の路面電車(VLT)が22日から操業開始となり、最初の40日間は市民に親しみを持ってもらうために無料で乗車できると発表された。最新技術のVLTは騒音がしないため、最初の内は警告音が発せられる仕掛けがつけられる。というのも、リオ市民は設置工事の時からVLTのレールの上を歩く事に慣れてしまっているからだ。