東西南北

 サンパウロ州サントス市で16日、小型スーパーに勤めるロドリゴ・フェレイラ容疑者(19)が、インターネットに、勤務先のスーパーから盗んだ金を持ってひけらかす写真を投稿し、警察に逮捕された。金が持ち出されているのに気付いた店主が店長室に監視カメラを仕掛けて1週間で、容疑者を容易に特定した。同店主によると、盗みは3カ月にわたって継続的に行われていたという。逮捕の瞬間、容疑者は825レアルと店長室の合い鍵を所持していた。容疑者は犯行を自供し、自宅に警察を案内した上で、さらに270レアルを隠していたことを明かした。
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 サンパウロ州バウルー市で15日午後11時、学生寮でのシュラスコパーティーがうるさいとの苦情が入り、駆けつけた軍警がサンパウロ州立大学学生に暴行する事件が起きた。学生たちはパーティーには最大で30人が参加していたと言うが、軍警は現場には50人がいたとしている。学生たちは軍警が学生寮に押し入り、学生を蹴り、マスタードガスや催涙ガス弾、ゴム弾も使ったと非難している。警察は学生4人を侮辱罪、公務執行妨害罪容疑で逮捕したという。
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 サンパウロ市西部ピニェイロスで15日、免許不携帯の上、飲酒運転だった車が歩道にいた人達を撥ねるという事故が起き、アナリア・レッシアさん(32)が16日の夜、入院先のクリニカス病院で死亡した。運転手は34歳のペンキ塗り職人で、事故後の検査で血液1リットルあたり0・72mgのアルコールが測定された。容疑者は友人の誕生パーティーの帰りだったというが、飲酒運転をした理由は語っていない。