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 先日、記者の知り合いがパナソニックの新型冷蔵庫を買った。「性能は大変満足。唯一、難癖をつけるとすれば、冷凍庫部分の引き出しが外れやすい事」との感想。さすが日本製か。くわえて「次に家電を買う時も、ぜひパナソニックを買いたい。でも洗濯機のサイズがでか過ぎて、サンパウロ市の小型アパートに入らない。核家族向けのサイズを出してほしい」とも要望していた。都会の小さなアパートには従来のサイズは大きすぎる。都会生活をする学生や核家族に目をつけたマーケティングも、これからは必要か。
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 8月のリオ五輪では、文協ビルの一室に巨大スクリーンを設置して応援する計画があると聞く。14年のサッカーW杯時にも行なわれた観戦イベントだ。一般に日本人選手は、体格的には劣るが、持久力や俊敏性には高い能力を見せる。日系人のイメージを高めてくれるような、「真面目」に技を磨いてきた「勤勉」な日本人の在り方が、ブラジルで脚光を浴びる絶好の機会となりそうだ。地方の日系団体も大型スクリーンとプロジェクター(映写機)があれば観戦イベントができる。日系人の団結力を高めるためにも、関係者は一考してみては。