『蜂鳥』

 句集『蜂鳥』330号が発行された。
 「蜂鳥集」より3句、「母国語で語れば楽し雨季ごもり」(田中美智子)、「ジカ熱に五輪もかすむ国の秋」(山根敦枝)、「豊穣の朝日輝く胡椒園」(西朋子)。
 エッセイには、「イグアスの滝二人旅」(平間浩二)、同じ敗戦国であるが故の感情を吐露した「ナチス将校との出会い」(笹谷蘭峯)ほか、長年求めた懐かしきレコードをようやく見つけた「遣稿より 夜の調べ」(富重かずま)など。