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授賞したみなさん
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「スポーツで心身の成長を」=パウリスタ・スポーツ賞贈呈式=節目の60周年で23人受賞=斉藤元空軍総司令官らが授与

 『第60回パウリスタ・スポーツ賞』贈呈式(ニッケイ新聞主催、高木ラウル社長)が16日午後7時より、聖市議会貴賓室で行われた。18種目から、特別賞を含む23人(団体)が受賞した。終戦後に勝ち負け抗争で二分したコロニアを、スポーツ振興を通して融和させることを目的に創設され、今年は栄えある節目の〃還暦〃を迎えた。会場には受賞者の親族や友人約200人が駆けつけ、華やかな祝典となった。

 高木社長は祝辞で「この賞には歴史、伝統の重みがある。ブラジルでこのような賞を続けるのは難しい。今回の贈呈式が実現出来たことに感謝している。今まで受賞した選手や来賓の方々、このイベントを支えてくれる人々に感謝している」と60周年の感慨を込めて感謝の言葉を述べた。
 野村市議も「全ての受賞者に祝福を送りたい。現在の伯国政治は混乱しているが、日本人の勤勉で働き者な姿勢が、新たな国の土台を作る助けになるだろう。スポーツを通し健康を維持し、心身を成長させ、一緒に伯国の新たな道を探し出そう」と選手を称えた。
 続いて、斉藤準一元空軍総司令官をはじめ、野村アウレリオ市議、関口ひとみ在聖首席領事、下本八郎元州議、羽藤ジョージ州議、中富瑤介副領事、菊地義治援協会長、山田康夫県連会長など団体代表者から記念プレートが贈られた。
 受賞者を代表して柔道部門のハラダ・ミチオ・ロベルトさんは、「この歴史あるイベントはコロニアにとっても重要なもの。60年の歴史、先方の受賞者の先輩方がたくさんいる。柔道は人の体、精神をつくる。幼い頃から鍛錬を積むことで人間を作っていける。今の伯国にはそれが必要だ」と挨拶し、スポーツの可能性を語った。
 今後の目標として「ブラジルの公教育に柔道を取り入れてもらうよう働きかける。幼い子供たちに教え、柔道哲学を通し人間性を作っていきたい。倫理や道徳を重んじる人間になることで、人のために働き、人生をよりよく出来る。そんな人が増えることでこの国を変えられる。柔道を通してブラジルをいい国にしたい」と熱く語った。
 式後には懇親会が開かれ、家族や受賞者同士で喜び合い、受賞の余韻に浸った。

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