200人が来場、51周年盛大に=アルジャーGCが記念コンペ

授賞式で笑顔を見せる成績優秀者ら

授賞式で笑顔を見せる成績優秀者ら

 アルジャーゴルフクラブ(沼田マリオ会長)が11、12の両日、創立51周年記念コンペを開催した。大会には選手の家族を含め約200人が来場し、大規模なコンペになった。
 同クラブを設立したのは1965年。日系人のゴルフ愛好家が集まり始まった。会員向けに毎年、設立記念コンペを開催し交流の場となっている。
 大会は夜が明けてすぐの午前5時から始まり、39組がホールアウトしたのは昼の12時半頃。選手たちは約5時間かけて全18ホールを周り、競技を終えた後は昼食会と授与式が開かれた。
 同クラブの斎藤ネルソン副会長(81、二世)は「役員と会員皆様の協力で大会を開催できた。サンパウロ州一のゴルフクラブだと思う。これからも良いクラブとして残していくため、跡継ぎをしっかり育て新しいクラブ会員ももっと増やしたい」と目標を語った。
 また沼田会長(61、三世)は創立51周年に感謝を示しながら、「アルジャーGCは日本人が最初に作ったゴルフ場。七割が日系人で、いつも気楽に楽しくゴルフが出来るクラブとなった。来年の52周年もこんな風に続けていきたい。ここは日系人が多いゴルフ場なので、日系人の皆さんにぜひ来て頂きたい」と参加を呼びかけた。
 昨年本紙のパウリスタ・スポーツ賞を受賞した高野春雄さん(93、山梨)にクラブについて聞くと、「約40年間ここでプレーをしているが、他会社の社長や経営者と一緒にホールを周り、商談につながったこともある。過去の大会でホールインワンを出した人に景品を提供したことも」と懐かしみ、「ここは日系人が多く、みんなマナーが良い。とても楽しくゴルフが出来る」と雰囲気を賞賛した。大会の結果は以下の通り。(各部門1、2位のみ、敬称略)。
【男子】1位=ヤマダ・タダアキ、2位=宮城ルイス 【女子】1位=宮城ステラ、2位=澤田シルビア 【シニア】1位=澤田マリオ、2位=モチヅキ・コシロウ