生長の家=服飾ショーやバンドで熱狂=青年惹きつける全国大会=全伯3カ所に8千4百人

「青年全国大会」の壇上で率先して歌う講師の皆さん(2枚とも伝道本部提供写真)

「青年全国大会」の壇上で率先して歌う講師の皆さん(2枚とも伝道本部提供写真)

 生長の家ブラジル伝道本部は7月24日、「青年会全国大会」を開催した。青年層はもちろん、老若男女問わず各地より信徒が集い、全伯3カ所に8400人が集った。各会場で5講師による講演や青年層による教えの実践体験発表、各支部対抗のTシャツ選考会、バンド演奏会などで熱気に包まれた大会となった。
 サンパウロ州サンベルナルド・ド・カンポ市立アディビ・モイゼス・ディビ体育館では、午前8時前から近隣の州はじめ各支部の信徒ら5200人で満員になっていた。
 最初の講演は『ブラジル人として生まれた意義』で、宮崎エイトール本部講師が壇上に立った。国を愛し、良くするためにできる貢献を考え、自分の無限の力を信じて実行することが生まれた使命だと熱く語り、ネルソン・ビアソーリの有名な歌『Eu sou Brasilerio』の1フレーズを会場全員と歌って締めくくった。
 次は宮裏準治ラ米教化総長の『環境問題』。熱帯雨林アマゾンを有する当地は、地球温暖化ストップの大きな鍵を握る国。若者の力で自然を守りながら国の発展に貢献して欲しいと訴えた。
 3番目は乗松リリアン・スージ・バッフイ白鳩会会長による『家庭』をテーマにした講演。家庭は心安らぐ〃巣〃、良い家庭が社会の良い礎石となって健全な国を作る大切なもの。日系非日系の違いで自身の結婚も苦労があった経験を交えながら、家庭や故郷への愛情の大切さを語った。
 昼食を挟み、午後は各支部がデザインしたTシャツの選考会とそのファンションショー、各支部メンバーのバンド演奏会。ステージ前には各支部を応援する若者が集まって、歌手のライブさながらこの日一番の盛り上がりとなった。
 興奮さめやらぬ中、講演4人目はジョゼ・アダルトン・デ・オリベイラ講師で『仕事』。仕事は私たちが人間として成長するためのもの。努力した分だけ自信が持てると熱く力強く語った。

踊りながら熱狂する青年参加者

踊りながら熱狂する青年参加者

 最後は島ノ江良雄ヘージス青年会会長が、今大会の主テーマ『Gigante Pela Própria Natureza』の講演。苦しみを経験することで、神から与えられた知恵が発揮される。神の子である本性を信じ、自分の道を歩むことが大事と語り、「偉大で自然豊かなブラジルをもっと輝かせるのは若者の力。全ての若者の本性を目覚めさせよう」と声高に締めくくった。
 地元サンベルナルドの若者グループを引率してきたのは、ジルバニア・モンテイロ・サントスさん(42)。自身が青年会に所属していた時から毎年参加している。ここ数年は息子や甥、姪もこのイベントが気に入り参加しているという。
 ジェシカ・カロリーネ・フェレイラ・フェイトーザさん(13、ジアデマ)は家族で参加。一家で生長の家の信徒だが、普段はあまり行事に参加しない。「青年大会は講演だけでなく楽しめる素晴らしいイベント」と楽しそうに語った。若手を惹きつけるこうした魅力が発展の秘訣のようだ。