子どもたち「メダル重い」=在留邦人ら五輪選手と交流

 【リオデジャネイロ共同】メダリストを含む日本の五輪出場選手らが14日、リオ市内のホテルで在留邦人や日系人らと交流し、メダルを持たせてもらった小学生たちが「重い」と目を丸くした。
 在リオ日本総領事館や日系協会が主催した歓迎レセプションに、競泳女子200メートル平泳ぎ金メダリストの金藤理絵選手ら選手団と関係者約20人が出席。地元日本人学校の児童・生徒約10人が、サンバのリズムに合わせて応援のパフォーマンスを披露した。
 競泳の瀬戸大也選手が男子400メートル個人メドレーで獲得した銅メダルを持たせてもらった、小学5年の永田芽久さん(10)は「思ったより重くて大きかった」と話した。
 この日、リオ市内で行われた女子マラソンのレースを応援に行った小学3年の澄光瑠君(8)は選手団の前で「とても暑かったのに選手は最後まであきらめず、すごいと思った。ぼくもスポーツを頑張りたい」と感想を述べた。
 同席した鈴木大地スポーツ庁長官は集まった日系人に対し「ブラジル人が日本のことを応援してくれるのを各競技場で感じている」と述べ、日系人がブラジルで築いてきた絆のおかげだと強調した。ブラジルの日系人社会は世界最大。14日は多くの日系人らが、沿道で小さなこいのぼりを振って女子マラソン選手を応援した。