首相、あすリオへ出発=東京五輪アピール

 【共同】安倍晋三首相は20日午後、リオデジャネイロ五輪の閉会式に出席するため、ブラジルへ向けて日本を出発する。2020年東京五輪・パラリンピック成功へ国を挙げて取り組む姿勢をアピールする。次期開催国の首相として閉会式で存在感を発揮する狙いもありそうだ。23日に帰国する。
 リオには21日午前(日本時間同日夜)に到着。日本選手団主将を務めるレスリング女子の吉田沙保里選手らと面会し、選手やコーチ、スタッフをねぎらう方向で調整している。その後、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談し、東京五輪の円滑な運営に向けた協力を確認する見通しだ。21日夜(同22日午前)にはマラカナン競技場で開かれる閉会式に臨む。式には東京都の小池百合子知事も参加し、リオ市長から五輪旗を次期開催地に引き継ぐセレモニーに加わる。
 閉会式に先立ち、リオ市内在住の在留邦人や日系人、リオ日本商工会議所の関係者ら約90人とも懇談する予定だ。