どん底経済をどう読み解く?=商議所部会長シンポ、25日

(左から)平田藤義事務局長、大久保委員長

(左から)平田藤義事務局長、大久保委員長

 ブラジル日本商工会議所(村田俊典会頭)の総務・企画委員会が共催する『2016年下期 業種別部会長シンポジューム』が25日午後1時から、サンパウロ市インターコンチネンタルホテル(Alameda Santos, 1123)で開催される。日ポ同時通訳付きで、一般参加無料。
 今回のテーマは「2016年上期の回顧と下期の展望 どん底の時期ならではの戦略は?―課題整理と対処方策―」。11部会という多業種の情報が一度に聞ける貴重な機会。ブラジル経済の現状を知るには格好のイベントだ。
 基調講演には、『現代ブラジル事典2016年度版』の編集に携わった、神戸大学経済経営研究所の浜口伸明教授が登壇する。
 大久保敦委員長は、「ようやく、見られた底打ち感。どん底の次にくるものは何か。テメル暫定政権が誕生し、わずかながらも明るい兆しが見えてきた。そんな気配が感じられる発表になるのは」と推測し、来場を呼びかけた。
 平田藤義事務局長も、「新政権は、どのような経済政策をとっていくのか。政府に何を期待できるかを中心に各部会で予測をまとめている」と言い、駐在員だけでなく、経済動向に関心のある一般人にも関心の高い内容になっている。
 シンポのみは参加無料。午後6時開始の懇親会は会費80レアル。参加希望者は事務局カリーナさん(電話=11・3178・6233、メール=secretaria@camaradojapao.org.br)へ。申込みは22日まで。