東西南北

 リオ五輪の開催中、テレビにかじりつく人の姿も珍しくなかったが、23日付アゴラ紙によると、五輪開催中の約2週間半の間、オリンピック中継による恩恵を受けたのは、実質上、視聴率1位のグローボ局のみだったという。同局では五輪期間中の7~24時の視聴率は13%上がっていたという。逆に下がったのは視聴率3位のレコルデ局で、2%減少したという。視聴率2位のSBTと同4位のバンデイランテス局は、五輪期間中もほとんど視聴率が変わらなかった。特にSBTは五輪をそこまで追わず、通常の放送形態を守ったのが功を奏した。スポーツ中継の普段のイメージで習慣的にチャンネルをいじった結果か。
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 五輪が終わったことで、出場選手たちが戻ってきて一安心のサッカー全国選手権の各チームだが、首位パルメイラスはそうではないようだ。それは、エースのガブリエル・ジェズスが9月の最初の週に開催されるW杯南米予選のためのセレソンに召集されたためだ。彼がいなかった3週間もの間、チームは首位を守って一安心だったが、それも1週間ほどしか続かない。彼としても、なんとか優勝した上で欧州移籍したいだけに、もどかしいところか。
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 先週末から寒さが厳しいサンパウロ州だが、気象観測所によると、この寒さは今週の金曜日、26日まで続くと見られ、その間の気温は7度から18度の間になるという。最低気温が10度を割り込むと流石に身にこたえるが、特に通勤、通学に伴う朝の起床は少々つらいものになりそう。くれぐれも風邪をひいたりせぬよう、気をつけて。