ポケモンGOに熱中するブラジル人

 休日にイビラプエラ公園に行った。いつも通り多くの人で賑わっていたが、半数がスマートフォンをいじっていた。画面に集中しながら横の友人と盛り上がり、器用に人を避けつつうろうろ歩く。ほとんどの人が「ポケモンGO」というゲームをしている。
 特に人が多かったのは美術館付近。無料で通信が出来るwifiがあるからだ。暑い日差しの下、画面を睨みつけ、美術館の壁際から動かずにゲームをやり続ける人もいた。何のために自然の多い公園にきているのか、と少々首をかしげる光景だ。
 外に出て遊ばなければならないゲームなので、画面に集中しすぎて横から車が来るのに気付かず轢かれた事故の記事は国内外を問わず見受けられる。パウリスタ大通りのような人の多い所でも強盗事件があった。
 日本の会社が作ったゲームだからこそ、当地で悪評が立たないでほしいと切に願う。(雪)