大耳小耳

 サンタクルス病院で昨年9月から救急で導入されたというTPS(トヨタ生産方式)システム。先日、案内してもらい見学した耳子だが、まるで工場の生産ラインを見ているようだった。窓口で受付を済ませて診察を受けると、症状の重度別に緊急対応レベルが振り分けられる。液晶でどの患者がどの緊急レベルなのかが色別で示され、どの病室で、どの医師が対応するかなど一目瞭然になっている。これにより患者の待ち時間も30分以上削減されたとか。トヨタ式改善方法。なにごとも無駄が多く、顧客が長く待たされることが多いブラジル。広める余地は無限大かも。