東西南北

 サンパウロ市北部にある、名門サッカー・チームのポルトゲーザの本拠地、カニンデー・スタジアムが11月7日に入札にかけられる予定だ。これは元選手のチアゴ・デ・モラエス・バルセロスがポルトゲーザを相手取って起こした裁判で500万レアルの支払いが命じられたのに半額しか払われないため、再訴訟を起こしたもので、ポルトゲーザ側はなんとか入札を阻止しようとしている。「ルーザ」の愛称で市民に知られるポルトゲーザだが、ここ数年は不調で、現在行われている全国選手権では所属は3部。しかも4部降格の危機にある。地下鉄1号線のポルトゲーザ・チエテ駅からも見える有名なスタジアムなのだが。
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 サンパウロ市地下鉄6号線の工事を担当するコンソーシアムが5日、財政問題を理由に、無期限で工事を停止すると発表した。6号線の通称は「オレンジ線」で、大学名のつく駅も出来るはずであることから「大学線」とも呼ばれている。コンソーシオ参加企業にはオデブレヒト、ケイロス・ガルヴォン、UTCエンジェニャリアと、ラヴァ・ジャット作戦の疑惑建設会社の名がずらりと並んでいる。ブラジランジア~サンジョアキンをつなぐ6号線は18年完成予定が21年目処と変更されていたが、これで白紙に。
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 サンパウロ州交響楽団の指揮者として知られるジョン・ネシリング氏が、サンパウロ市市立劇場の総合演出家の役職を剥奪された。同氏はかねてから、同市で問題となっていた同劇場を舞台とした贈収賄問題に深く関与しているとささやかれていた。どこの世界でも似たような不正が聞かれる今日この頃か。