19回目の来伯、今年は3カ月=オペラ歌手の田中公道さん

田中さん、妻の宏子さん

田中さん、妻の宏子さん

 恒例のブラジルツアーのため、オペラ歌手の田中公道さん(79、島根)と妻の宏子さん(71、大阪)夫妻が来伯している。19回目となる今回は、11月までの約3カ月間で20回の公演などを予定している。
 先月26日に来社した夫妻は、前日にあったサンパウロ州モジ市での慈善ビンゴ大会を皮切りに、当地での活動を開始。2日にはカンピーナス市での「カンピーナス・カルロス・ゴメス音楽祭」のオープニングで、市立オーケストラと共演した。
 8日にはプレジデンテ・プルデンテ市に赴き、来年の百周年記念イベントの打ち合わせを行い、21~23日は再びカンピーナス市へ。「第9回カルロス・ゴメス・オペラ歌手コンクール」の審査員を務める。
 サンパウロ市では10月15日に熟連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134, Liberdade)で行なわれる、「抒情歌を楽しむ会」に出演予定。同月23日は島根県人会60周年記念式典で舞台に上がる。
 これからの公演を前に田中さんは、「南米での公演はもう290回以上。来年は来伯20回目、プレデンテ市100周年、コンクール10回目、そして80歳になる。キリの良い数字の揃う来年に向けて楽しみたい」と語った。
 公演依頼なども受付中。問い合わせは公道さん(kotanac37@art.email.ne.jp)まで。