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 創立90周年を迎えた沖縄県人会は、写真展、芸能公演、記念式典という三つの事業を成功させ、ブラジル社会にウチナーンチュ文化を力強く発信した。記念事業を終えた島袋栄喜会長は、「大変忙しかったが、無事終えられてよかった」とほっとした様子。一連の行事の締めくくりとして、若者を中心とした世界的ネットワークを作るために、11月19日には州議会で国際フォーラムを計画している。沖縄開催の「世界のウチナーンチュ大会」規模とはいかないまでも、10年後にはブラジルウチナーンチュ主導による一大国際イベントに育っているかも。
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 サンパウロ人文科学研究所の宮尾進元所長が、病気の関係で2週間ほど前から「憩の園」で生活しているという。コチア産組の雑誌『農業と共同』編集長を長年務め、人文研所長になってからも「移民史の第一人者」としてJICAボランティアにコロニア事情を30年間も講演、さらに日本まで講演に行くなどの活躍をし、著書も何冊も出した。もし体調が悪化すれば病院に入院する可能性があるそうなので、お見舞いを希望される人は早めに。

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